ハミルCLASS

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馬花 140 よわむし 2年10組

おかえり

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「アロヤ、イルネすまなかった。ありがとう」

ナオトが2人に礼を告げた

「ふう、まさか本当に喋る熊がいたとはな」

「驚いたぜ。しかもライオンまでいやがった。アイツも話ができたぞ」

ハミルが神妙な面持ちを浮かべる

「みんなありがとう。あの、医者の・・」

「俺はイルネだ、よろしくなハミル」

「うん、よろしく。トシミはどうだった」

「とりあえず傷口の手当てはしたから大丈夫だろう」

「すまないすまない」

ナオトは安堵の表情を浮かべて満足感を醸し出していた

「でも無事帰ってこれてよかったな。ハミル」

「ナオト」


1人厳しい表情を浮かべる男がいた

「おい、熊」

ハミルがアロヤの方を振り向く

「うん」

「なぜライオンが血まみれになった」

「俺がやったんだ。檻の中で俺たちは・・やらなければ俺達は撃たれていたかもしれない。トシミは優しい奴だった。俺に攻撃するように指示した。俺は仕方なく彼を・・」

「てめぇ馬鹿野郎。それであのライオンを紅く染めたのか」

「しょうがなかった・・」

「てめえ!」

イルネが左手で怒る男を制御した

「おい、アロヤ」


「おい、アロヤ!ハミルを責めるなよ!俺が悪いんだ。俺がお前たちを巻き込んで、ハミルも助けられなくて・・」

ナオトが堪らなくなって口を挟む

「そういうこと言ってんじゃねえ!熊の性格が気に入らねえんだ!やれって言われてやりましただと!」

ハミルの頭が垂れる

「だって」

「だってじゃねえ!なぜお前は自分がやられる方にならなかった」

「だってトシミが!やれって」

「情けねえ!!チンポコついてんのかこの野郎!男なら」

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やられるほうをえらべ


よわむし!

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・・・・

 

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ハミルごめんね

ばあちゃんが厳しく育ててあげなかったから、甘やかしてすまないすまない

これからは男の人に育ててもらいなさい

いつでもお山の上からみてるよ

 

ほんとうの男の仔になれたなら

 

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ばあちゃんが降らしてあげるよ

 

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エメラルドの狂乱雨を