ハミルCLASS

話・映画・本・絵・DRAMA

馬花

馬花132 レッドライオン 23R年1組

さあ、やってしまいなさい! グルル! 闘いなさい!! もっと激しく!! 全然闘わないではないですか!! ルルルさん 撃ちなさい!! いや・・ いいから! 撃ちなさい! 2人とも!! (やれ、熊) (えっ) (このままじゃ、俺たちは共倒れだ) (いやだ、仲間だろ)…

馬花 130 HUMAN PEOPLE HEIWA PEACE 3年1組

「ナオト!」 「ああ、アロヤ。イルネも来てくれたのか」 「見せろ」 「すまない」 「弾は残ってないな」 「ああ」 医師のイルネが治療を開始して1時間ばかり経過した 「よし、とりあえずこれで大丈夫だ」 「イルネ、ありがとう」 「ナオト、何があったんだ…

馬花 129 タスケル 12R年18組

(ナオト、すまない、捕まってしまった、アイツ、大丈夫かな) 全然喋らないではないですか どういうことですか! ラ いや、確かに 話していたのですが ル なんとか言え! 熊!! ラ やめろルルル! 余計話さなくなるぞ 困りましたね 少し痛めつけてやりますか…

馬花128 うつな 2年8組

食料探しに行ってくる 俺も行く いや、1人でいい そうか、じゃあ筋トレしてる ああ ふう、今日は何が採れるかな 魚でも狙うか 川に行こう よし ウグイ、フナ、ニジマス よし獲るぞ ・・・・ おい! ラララ いたぞ! いたか ルルル ああ 熊だけだな どうする …

馬花 126 お前が行けんだ 2年6組

すまなかった ナオト 許してくれ なぜ 俺を撃とうとした わからない わからない? あゝ 俺自身が勝手に・ そうか・・ 野生かもしれない 野生? あゝ ハミル 銃はどこで手に入れた ばあちゃんが護身用で持ってたんだ 俺に撃ち方まで教えてくれた そうか・・・…

馬花 124 仕留めろ! 2年5組

んん? ナオト おい、ハミル すまない そうか すまない、ナオト やれ! ううあー! 打て!! うわあ!俺は俺ば!! (ナオト) (うん、どうした) (俺とお前が出会った時に描いてた看板) (ああ) (何描いてたんだ) (手だ) (手?) (まだ途中だ) (手だけか) (あゝ…

馬花 123 童貞な父親 17年生

'妊娠したよ' 高校生活を捨てて東京に来た 10月6日が旅立ちの日だった 約2ヶ月経った 新幹線に乗る金を吝嗇(ケチ)って東海道線の鈍行で愛知を脱出した この普通列車の車内が一番幸せで安住の居場所だったのかもしれない 僕は初めて訪れた渋谷に安息を感じる…

馬花 122 カクテルアルファベット 適年1組

いらっしゃいませ 代表のC子でございます 「4人で」 ハミルENのメンバーがH BARの開店を聞きつけて訪れた 「いらっしゃいませ」 C子が4人掛けのテーブル席に案内する 「メニューでございます」 「まだ開店したばかりでお酒が少ないのですが」 「そうですか、…

馬花 121 乙女の真心 1年2組

いつか少女が作ったペットボトルの花瓶には一輪の花が咲いていた 12本の赤い薔薇は散ったけど、 なあ、アユラ ごめんな 「いやだよ!」 「アユラ、仕方ないんだ」 「絶対にいやだよ!転校なんて」 「近いから、浜松市だから」 「私は名古屋がいいの!」 「仕…

馬花 120 JC ジャパンカップ 馬年1組

付き合った男の競馬好きに引っ張られて始めてみたら結構面白かった、、あるある 小学校教師のポニテは恋人のダーフに連れられて中京競馬場に来ていた 中京の開催日ではないが馬券を購入してオーロラビジョンで東京と京都のレースを観戦した 土曜の開催を楽し…

馬花119 馬花な神 R年18組

「やめろ、フリダ!これ以上オレを縛るな!」 「死ね、ラヴピ」 「やめろ!フリダ!」 フリダの手指の爪から生えている鞭が撓った ピチッ!ペシッ!! 「はあ、気持ち良い!気持ち良くてたまらん!もうやめてくれ!」 「くらえ!」 フリダが左のハイヒールの…

馬花 118 母と祖母とリンゴ 2年4組

「何やってるんだ、お前」 「あっ、ヤベッ」 「何してるんだ」 「ヨガだよ、ヨガ」 「いい歳した熊が何やってんだ」 「そりゃあ、むくみや冷えの解消、免疫力アップその他もろもろ」 「ふーん、なんでそんなの知ってるんだ」 「前に人間が置いてった雑誌に書…

馬花 117 プロタゴ軍団 食年1組

「HANAさん」 「どうしたクモス」 「四天王の件で相談があるのですが」 「おう」 なにやらクモスがプロタゴ軍団統括のHANAに話があるようだ 「ちょっとリタンを確認してみました」 「おう、そうか」 「HANAさん」 「おう」 「四天王筆頭のイシスさんは智力、…

馬花 116 ゲートボール 老年1組

よっし! 4番ゲート通過! 「どうだ、えっちゃん」 「まあ、ね。たまたまでしょ」 「また、そんなこと言って!」 「私の方が上手」 「なんで素直に褒めれないんだ!いつも」 「だってこの前の試合だって'みき'のミスで負けたでしょう」 「今、いい打撃したん…

馬花 115 お見合い 給年1組

ハミルカンパニー 「チャリル、ちょっといいか」 「はい、ミナア課長」 「なんか、社長がお呼びだそうだ」 「私ですか」 「そうだ、社長室に行ってくれ」 「・・・はい、分かりました」 チャリルは7階の営業部から社長室のある9階へ階段で上がった 失礼しま…

馬花 114 ファイト!! 直年1組

ファイト!今日も看護師サロコが患者を鼓舞している大丈夫ですか笑顔笑顔!ファイト!お大事に!いつでも待ってますよ! まるで応援団長のような看護師サロコ 院長のイルネも熟練看護師アユミもサロコのファイトを静観していた応援、掛け声が医療にどれ程の…

馬花 113 日本の夜 夜年2組

2024/10 キャバ H 1.ヒノメ 232.アオナ 223.キラコ 245.グラマ 278.キイロ 2410.マミア 2319.メルメ 2229.ミドリ 27 No.3 キラコはキャバHでの最終出勤を終えて、師走のキャバk開店にむけて北へ旅立った 「キイロ、準備始めるわよ」 「はいキラコさん」「帽…

馬花 112 ごはん 12年1組

さあ、ご飯食べましょう 「こうしてると家族みたいだね、ねぇルチカ」「うん、アユラ」「たまにはいいわね、大勢でご飯食べるのも」「うまそうだな」 はい、おでんらーめん 「ねぇ、ハミルENってこれから人増えるかな、ルチカ」「どうだろう、お母さん」「ど…

馬花 111 因果応報 2年3組

「おい、ハミル」 「ナオト」「飯、買ってきたぞ」「サンキュー」 「う、うめえ」 「人間の大好物だ」 「これはなんだ」「ポテトだ」「芋か?」「そうだ、ジャガイモから作るんだ」「塩がきいてるな」「塩はわかるのか」「人間の残りモノはこの味が多い」「…

馬花 110 ハミルEN 1年1組

血縁ではなく、金で家族を築く 俺たちは 私たちのハミルENは血ではなく金を選んだんだ あいつは俺の恋人はある男から、告白のラヴレターを受け取ったあいつは迷った俺は彼女があの男の元へ行っても構わないただ彼女の腹には俺の赤ん坊がいたそれだけだ人生の…

馬花 109 瑠璃 20年2組

「うう、ああ」「ユー君、ちょっと待って、そのまま!」「ん」 いつものユーメの部屋のベッド 「やっぱり、すごい!」「お前ハカルの好きだな、時間計ったり、長さ測ったり」「15.7cm。すごいすごい!調べたら日本人の平均は13cmくらいって書いてあったよ」…

馬花 108 四角形 4年1組

「ロン!国士無双!!」 女2男2H高校を卒業した4人の四角形は今も崩れない あの頃、私達は・・・・ 高校2年の新クラスで、ナオハはミョンを警戒したミョンのヤンチャで乱暴な性格は、ナオハから見ると脅威でしかなかった声が大きく、ふざけてばかりいる男子…

馬花 107 名古屋の夜 夜年1組

名古屋の夜が更けていく 今夜も男女は酒を飲み、愛や恋や偽りを語り合う キャバHホストHH BAR 「私は日本一のキャバ長になるのが夢なんです」「う、うん」「キャバHから認められキャバmを任せてもらうんです。そしていずれ本家のキャバHの幹部になりたいん…

馬花 106 用品に添えられたラヴレター 29年1組

女用品置きの脇にラヴレターを添えたのです手紙を必ず見つけられてはいけなかったからです同棲中の彼に、あの人から受け取った手紙を絶対に隠さなければいけなかったのですしかし、私は幾ばくかの混迷の果てに、女用品の隣に寝かせた手紙を、男用品の上に置…

馬花105 アイドル 32年1組

秋葉原に着いた 聖地秋葉原に来たよ今日は推しのアイドル CHAILOのライブだ CDは2枚買った 新曲「スカートめくり」 僕の推しはブラウだ1枚はCHAILOの曲を聴いたりジャケットや歌詞カードで彼女達を見つめたり、通常利用だ もう一枚は・ 君との訣れが訪れた時…

馬花 104 螺旋の先

「イケル、お願い」「うん」 「あ」「えっ、もう」「ごめんごめん」「うん」 「イケルさ」「うん」「お前浮気してるだろ」「はっ何言ってるの」「お前上手くなってる」「はあー」「どこの男に仕込まれた」「はいはい」「答えろ!」「何、馬花なこと言ってる…

馬花 103 STORY②-2

「ここがハミルの家か」「そうだ」「変わった色だな」「空の家だ」「青」「外敵から気付かれないように」「空色に合わせたのか」「そうだ、上がってくれ」「あゝ、すまない」 「畳か」「そうだ、和室が好きなんだ」「落ち着くな」「お茶飲むか」「あるのか、…

馬花 102 女と酒、煙草

振られた夜いや、女の男に不貞を諭された夜振られることすらできなかった いい中年の俺が20代の女を20代の男から奪い去ろうとした略奪の中途で男にバレて不義を咎められた 彼女を想うばかりの熱情で、我を忘れていた現れたのが同性だったから俺の恋慕は一旦…

馬花 101 STORY.2

深い深い森の中で 汚れた看板に筆を走らせる男がいる 一心不乱に文字や絵を書いている 左手に持つ白髪の筆が破茶滅茶に躍る 「ふう」 看板作業が終わり傍らの小テーブルに置いたブラックコーヒーで一息吐こうと手を伸ばす ん?何か物体が当たった 左手に持つ…

馬花 100 エメラルドの山

馬花 STORY 2 汚れた熊の右花と左心 深い深い森の中で 汚れた看板に