ハミルCLASS

ドラマのアルバム 夢誕生日記 BIRTHAR

馬花 103 STORY②-2

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「ここがハミルの家か」
「そうだ」
「変わった色だな」
「空の家だ」
「青」
「外敵から気付かれないように」
「空色に合わせたのか」
「そうだ、上がってくれ」
「あゝ、すまない」

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「畳か」
「そうだ、和室が好きなんだ」
「落ち着くな」
「お茶飲むか」
「あるのか、もらおう」
「待て」
「ああ」


ほうじ茶を淹れるハミル
畳で胡座を組むナオト


「茶だ」
「ありがとう」
「ふう」
「食いもんはどうしてる」
「この時期はブナの実だな、あとは団栗だったり胡桃も食べる。葡萄や梨も生ってるし、向こうの川まで行って鮭や鱒を獲ることもある」
「そうか、結構豊富なんだな」
「そうだ、俺たちは雑食性だ。人間と同じでなんだって食べれるんだ」
「そうか」
「そうそう、この前人間が落としていったアイスクリームっていうのか。白くて冷たくて美味しかったな」
「アイスもいけるのか?それバニラだな、きっと」
「もう一度、食べたいな」


うっとりする熊


「酒は?」
「酒?呑んだことないな」
「いってみるか」
「あるのか!」
「よし」


バックから何本かの酒を取り出すナオト


「おいハミル、お前いくつだ。齢」
「15だ。人間で言うと45歳くらいだ」
「そうか、まあいいだろ」
「お前はいくつだ、ナオト」
「45だ」


小さなキッチンでシェイクする、ナオト


「これはな、エメラルドだ。お前の青と森の緑を足すとエメラルドグリーンという色になるんだ」
「エメラルド・・・」
「そうだ、お前の色だ」
「いろ・・」
「飲め」

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「うまい、うまい」
「ゆっくりだ、カクテルって言うんだ。ゆっくり味わって飲むんだ」

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「ぷはぁー!」
「早いっての!」
「ゆっくり飲んだんだけどな」
「一口がでかいのか」
「エメラルドか」


笑みが浮かぶハミル


「いいか、ハミル。エメラルドには石言葉ってのがある」
「石言葉」
「あゝ、宝石言葉だ。いいか、覚えろよ。一回しか言わないぞ」
「うん」


幸福、希望、愛だ


キャトンとするハミル
「うん、わかった」
「分かってないだろ」
「わかったテェ〜」
「お前酔ってるのか」
「幸せでござんす〜」
「おまえ・・・」

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(なあ、いつか降らしてやろうな)


(うん)


(エメラルドの山だよ)


(この山か)


(そうだ)


(そんなことできるのか)


(心。だよ)


(なんだっけ、石言葉。ヒック)


(どしゃぶりにするんだ)

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